Q1.そもそも漢方薬とは?
漢方薬は中国で生まれ、日本人の体質や日本の風土に合わせ独自の発展をしてきました。
漢方薬は症状を改善するために体質や体力に応じて2種類~10種類以上の生薬で構成された処方を使用します。
Q2.漢方薬は長く飲まないと効かない?
そんなことはありません!病気の状態によります!
風邪や胃炎、花粉症などの急性症状で処方が適切であれば、服用後30分程度で効いてきます。
一方、慢性化した病気、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、アトピーなどの体質的な病気では、比較的長期服用して初めて効果が出ます。
効果が出るまでの期間は病状や体力によっても異なりますが、1ヶ月服用しても変化が感じられない場合は、一度ご相談ください。
Q3.煎じ薬、エキス剤、錠剤の違いは?
一言で言うと「効果」です。
よくエキス剤はインスタントコーヒーで、煎じ薬は本格ドリップコーヒーに例えられます。
ドリップコーヒーの方が香りがよく美味しいのと同じで、コトコト40分程煎じた煎じ薬の方が味も香りも効果も良いです。
しかし、毎日煎じるのは大変ですので、一般的にはエキス剤を使用する場合が多いです。
煎じ薬の効果を100とするとエキス剤では70~80程度、錠剤では50~60程度となります。
Q4.漢方薬に副作用はない?
症状、体質に適した漢方薬であればほとんどの場合ありません。
漢方薬は病名が同じでも虚実(虚弱な人と丈夫な人)によって処方が異なります。
そのため体に合わなければ、副作用が出ることもあります。
また、ごくまれに漢方薬に含まれている生薬が合わないことがあります。
Q5.漢方薬と西洋薬の違いは?
漢方薬は数種類の生薬で構成され多くの成分を含んでいるため、ひとつの漢方薬でいろいろな症状に効果を発揮します。
逆に、西洋薬は人工的に化学合成された物質で、その多くはひとつの成分で構成されているため局所的に効果を発揮します。
また、漢方薬は身体の崩れたバランスを整えるために、免疫力、治癒力を高めて症状を治します。
逆に、西洋薬は即効性が強く対処的に症状を鎮めます。
例えば、頭痛の場合、西洋薬では鎮痛剤(痛み止め)が処方されますが、漢方薬ではその原因(冷えや肩こり、生理痛、ストレスなど)や体質よって処方が異なります。
Q6.他の薬(西洋薬または漢方薬)と併用しても大丈夫?
西洋薬との併用は基本的には問題ありません。
時間をずらして服用していただければ大丈夫です。
漢方薬の場合は成分が重複している場合や、作用が逆になっている場合などがありますので、一度ご相談ください。
Q7.妊娠中でも漢方薬は服用できる?
妊娠中に、急性病(カゼや胃腸病など)や慢性病(皮膚病や腎炎など)に患っている方や流産予防や貧血、むくみ、胎児の発育促進などを目的に服用する漢方薬もありますが、服用できない漢方薬もありますので、一度ご相談ください。
Q8.自分に効いた漢方薬を他人に飲ませても大丈夫?
基本的にはいけません。
漢方薬は原因や体質、体力によって処方が異なります。
例えば不眠症の場合「眠らせる」というより「なぜ眠れなくなったのか」を考え、体質的な改善を目標にします。
まずは専門家によく相談して服用されることをおすすめします。